初恋の呪い

うね葉子

「初恋は、呪いのように心にこびりつく」

高校時代、城はサッカーにすべてをかけていた。
プロを目指せるほどの選手だったのに、怪我であっけなく夢は終わる。
抜け殻みたいになったとき、初めて「恋をしてみよう」と思った。

でも、好きになったのは男だった。
相手は、2つ下の後輩・黒瀬。
恋は、誰にも知られずに始まり、
そして誰にも知られないまま終わった。

──それから数年後。
城の前に、あの黒瀬が現れる。
まさかの同僚として。

距離を詰めてくる黒瀬に、城の心は揺れっぱなし。
忘れたはずの初恋が、再び動き出す。
元不良×元スポーツマンの、初恋BL。

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